今年の密かに思い抱いていた抱負が、サーマルビジョンを手に入れることだったんですが、
思いのほか早く手に入れられてホクホクです。
ちょっとサンタさん気が早いんじゃないの?
入手先は例によってヤフオク君さん。
筐体はとんでもデカイいし、クソ重いですが冷や汗が出るくらい安かったのでこの際目をつむります^q^
ふぁー、この黒光りするゲル間乳無(意味深)、、、、、ゲルマニウムレンズに恍惚。
製造元はなんと三菱電機で日本製ですよん。
製品名はIR-M300。
他にIR-T300というのもありますが、そちらはコレにつなげる解析装置と思われます。
製造年月日は95年12月ですから、いまから19年前ですね。
今時、製品の取り説はPDFで読むのが主流ですが、さすがに19年前の代物ですのでメーカーHPにPDFなぞおいてあるわけもなく、ネットに散在する研究レポート等からスペック的なものをピックアップしました。
世のIR-M300ファンに捧ぐ(いません
・検知帯:3~5μm
・検知可能温度帯:0~500℃
・分解能:0.2℃
・センサ:量子型
・センサ解像度:256×256
・リフレッシュレート:60Hz
・レンズ:25mmF2(AF有り、レンズ交換可能)
・ロングパスフィルター内蔵(電動切り替え)
・視野角:30度
・冷却機:スターリングクーラー
・冷却温度:-196℃
とりあえずググって出てきたのはコレぐらいでした。
最近の熱型サーマルくらいのスペックはありますね。
ただ、間違ってるのもあるとおもうんで鵜呑みにしないように。
個人的には検知帯が3~5μm(中赤外線)なのが非常に残念なところでもありますなーД
3~5μm帯だと検知されやすい温度が割りと高温(500℃前後)になってしまって、人体の検知はできるんだけどあまりおいしくない(ピーク感度じゃない)感じです。
あと、大気による吸収が大きいので遠景が期待できない。
高台からサバゲを撮って、虐殺アパッチごっこやAC-130ごっこをしたかったのですができそうもないです(´;ω;`)ブワッ
最近のアームズに載ってる、FLIRのPSシリーズの検知帯は8~15μm帯(遠赤外線)です。
こちらは人体の検知に非常に向いているのでみんなはそっちを買いましょうw
35mm判換算だとして、25mmレンズで視野角が30度とするとセンササイズはかなり小さいように感じますね。
大体12.7mmくらいかな?
出力された映像を見た感じでは一眼レフの70~85mmレンズくらいだったので、、、。
これの上位機種のIR-M700のメーカーHPは現存しており監視用として紹介されてます。
レンズ交換可能なところや、レンズラインナップ(長玉ズーム有り)を見るとなるほどねと思わされますな。
ちなみに国外への持ち出しには許可が必要だそうですー。
こころもとないソースから解説もどきを生成するのに若干の不安を感じてきたのでコレくらいにしておきましょねー
(*´・ω・)(・ω・`*)ネー
構造解析!(バラしていきます)
吸気フィルターを外します(左右)
レンズ側から吸って後方へ排気してますね。
いきなり現れるSFチックな物体にフヒヒw
寝ぼけた医療機器みたいな外装をパカーッ。
乳白色にライトグレーのレタリングが測定機器っぽさを醸し出す
フォオオオオオオオオオオオオ!!
カッコエエエエエエエエ!!!
初見、タイムマシンかMIBの光線銃かと思ったわ。
銀色の樽っぽいのがスターリング冷却機でセンサをー196℃まで冷却します。
超低温まで冷却させないといけないので初期起動には7分半掛かるのな。
反対側はフツーに制御基盤です。
基盤や冷却機は放熱器も兼ねた頑強なフレームに装着されているので、バラす過程でひっくり返したり、持ち上げたりしやすいです。
ただし、重い。
なんだかとんでもないものを見てしまった、、、。
ロングパスフィルターはフジノン製です。
フィルターは四枚。
リボルバー的な機構でリモコンから選択可能です(リモコンもってないけどな)
とりあえず疲れたからここまで。
おいこれ違うよ!って突込みがあったら教えて欲しいです